アルハンブラ宮殿そっくり!?豪華絢爛なプラハのスペインシナゴーグ

こんにちは。スウェーデン在住のフリーライターの西崎 莉緒(@RioNishizaki)です。

先日、チェコのプラハを訪れた時に東欧最大のユダヤ人街「ヨゼフォフ」を訪れました。
その中でもひと際美しく、異彩を放っていた「スペインシナゴーグ」をご紹介します。

 

チェコなのにスペイン!?不思議なシナゴーグ

プラハにあるユダヤ教シナゴークの中で、もっとも新しく豪華な外観を持つのがスペインシナゴークです。プラハにあるユダヤ教のシナゴークであるにも関わらず「スペイン」という名前がついているのは、ムーアスペイン様式のアルハンブラ宮殿をモデルに設計されたからです。

ムーア様式というのは、かつてスペインのイベリア半島にイスラム軍が侵攻し文化の融合が起こった時代の様式のこと。

独特な窓の形、建物に施された唐草模様の彫刻などが、エスニックな雰囲気を醸し出しているスペインシナゴークは、19世紀に半ばに古いシナゴークがあった場所に建てられました。シナゴークの不思議な魅力は、様々な国の建築様式を取り入れていることです。

スペインシナゴークのある「ヨゼフォフ」とよばれるユダヤ人街は、13世紀頃からユダヤ人のゲットーがあったと場所。
このエリアには6つのシナゴーク、ユダヤ人墓地などが残されておりヨーロッパの中でも状態よく保存されています。

壁一面と天井には、幾何学的な模様と唐草模様が描かれており、ゴールドが光を受け眩いほどに輝いています。

天井はドーム型になっており、ユダヤ教のシンボルの三角を二つ重ねた形状の「ダビデの星」のシャンデリアが飾られています。

今までにキリスト教の教会、イスラム教モスク、ヒンドゥー教寺院などを訪ねましたが、ユダヤ教のシナゴークを訪ねるのは今回が初めて。
イスラム教と同じくユダヤ教も偶像崇拝を禁止しているので、幾何学的な模様だけが描かれています。

よく見ると細かいデザインにまで、ダビデの星が隠れており、じっくりと時間をかけて探して見て下さい。

完璧な左右対称が表現されているステンドグラスも見どころです。

他の言語とかけ離れたビジュアルを持つヘブライ文字は、とても神秘的な印象。

二階はユダヤ教博物館になっており、貴重な写真や書物やコレクションが展示されています。

スペインシナゴークの前には、プラハ出身の作家フランツカフカの像があります。

顔のない人物がカフカを肩車している、一度見ると忘れられない程のインパクトです。

ユダヤ教やシナゴークと言うと、日本人にとってあまり馴染みがない世界ですが、ヨーロッパではユダヤ教文化に身近に触れ合うことができます。

 

ユダヤ人墓地の記事リンクはこちらからどうぞ。またユダヤ人街を巡った旅行記も、近日更新予定です!

【観光情報】

スペインシナゴーク(Španělská Synagoga)

■ホームページ http://www.jewishmuseum.cz/pamatky-a-expozice/pamatky/spanelska-synagoga/
■グーグルマップ https://goo.gl/maps/XTWcx1Cbh9y